幸せになる為に大切なセルフアクセプタンス
あなたには、こんな経験はないですか?
・過去にうまく出来なかった経験を、今も頭に抱え込んでいる。
・一度うまくいかなかった事があると、「未来もまた同じことが起きる」と思ってしまう。
・自分ではうまく出来てるはずなのに、他人の評価はそうでもない。
自分に対する他人の評価ももちろんですが、自身での評価もとても気になってしまいますよね。
そんなあなたにお話ししたいのは、「セルフアクセプタンス」というもの。
「セルフアクセプタンス」=「自分を受け入れる」という事
人は、うまくできたときは自分を高く評価して、うまくできなかった時なんかは逆に自分自身を過度に低く評価してしまいがち。
自己評価というのは、どうしたって状況によって大きく左右されてしまうので、評価に執着するのではなく、良かろうが悪かろうがあるがままの自分を無条件に受け入れた方が幸せになれるのでは?
という考え方です。
認知行動療法の一分野のACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)の一つとして扱われていたりもします。
身の回りに起きることやそれに対する評価は一過性のもので、常に変化していくもの。そんなものに執着すると、苦しむことになるよ。だからあるがままを受け止めて。という仏教の教えの一つでもあるんです。
でも、急にこんなこと言われてもすぐには実践は難しい。日々の意識が大切になってきます。
うつにも効果あり。セルフアクセプタンス
セルフアクセプタンスのもう一つのメリットとして、不安症やうつ病の改善にも効果があると言われています。自己の受け入れができずに、過去や未来にこだわり過ぎてしまうと、どんどんと焦りや嫌な想像が増していって、不安感が強くなるのは容易に想像ができますよね。
メンタルを安定させてコントロールさせるためにも、自分を受け入れるというのは有効なんだとか。
マインドフルネスによく似た考え方ですね。
不安感がどうしても抜けない人によく伝えるものの中に、「川の流れのイメージトレーニング」というものがあります。
自分が普段こだわってしまうものを思い浮かべて、それを川の上の葉っぱに乗せて、流してしまおうというもの。
理想論かもしれませんが、なるべく執着を捨ててあるがままを受け入れていければ、どれだけ世界が目まぐるしく変わっていっても、ぶれない自分を保つ事ができるはずですもんね。