今日、あなたがした仕事って…?
あなたは、
仕事が終わった後も、仕事のメールや電話が来たら対応している
事、ありませんか?
もちろん、相手にとってはその場で対応してくれるあなたの姿勢は、とても喜ばれると思います。
ではそんなあなた、自分自身にこんな質問をしてみてください。
「今日自分がした仕事って、なんだっけ?」
思い出せた方、いらっしゃったでしょうか。
思い出せなかった方は、こんな1日を過ごしていませんでしたか?
朝、会社に向かってデスクの上にあるパソコンを起動させると、夜の間に送られてきたメッセージが届いている。
それらに返信をしていると、電話が鳴り始め、そのうち質問や依頼ごとを持った同僚、上司がどんどんあなたの元にやってくる。
気がついたらお昼になり、午後も同じように集中力を所々分散されながら、自分がしようとおもっていた仕事量の半分も出来ずに、気がついたら退社の時間。
たっぷり10時間近く、くたくたになるまで働いて午後の6時か7時に会社を出た時、今日1日自分がどんな仕事をしたか思い出せない…。
必死になって働いていたはずなのに、これってちょっと悲しくなりますよね…。
本当にやらなければいけない仕事に使うべきエネルギーを他の事に消費して、毎日を過ごしているだけになってしまってはいませんか?
情報量と集中力は反比例の関係にあります。やればやるほど、集中力は分散されてしまうので、今日自分が何をしたのかを、思い出せなくなってしまうのです。
でもあなたにとって出来る限り相手の要望を満たしてあげる事が、あなたの生活のモチベーションにもなっているのだと思います。
であればこれはあなたの性格なので、この部分を変える事はきっとあなたの役には立たないと思います。でも、実際に行動に起こす前にひとつこの考えを挟んでみてください。
それが、
「これ、本当に今しなくちゃいけない事?」
です。
自動的に動くモードから、意図的に動くモードにシフトチェンジする事で、自分がどう反応するべきかを、意識的に決断する事ができます。
世の中はどんどん効率的に動いていきますが、あなたの心も効率的に動かなければいけないのかというと、そんな事はありません。
相手10:あなた0の割合で相手の要望を全て飲み込んでいては、あなたが潰れてしまうのは時間の問題です。
相手の依頼にyes、noのどちらで答える場合でも、一旦感情(「相手の要望を満たしてあげたい!」という気持ち)を抑えて、意図した判断を下せる(自分にとっても相手にとっても折り合いの付けられるポイントを探す)ようになると、今より少しは楽な気持ちで仕事に取りかかれるかもしれません。