あなたの不安の原因とは?
こんにちは。
そらのいろ鍼灸院の正木です。
一昨日・昨日の連休を使って、今年で齢100歳になる祖父に会いに福岡へ行ってきました。
人生2度目となる東京オリンピックを観るのを楽しみにしていますが、まだまだこの先何年も元気でいて欲しいと思っています。
さて、今日は、「あなたの不安の原因とは?」というテーマでお話したいと思います。
不安の原因は、脳の情報処理の仕方
あなたは、
- 漠然とした不安感が常にある
- 追いやられるような焦り感がある
- 体は疲れていないのに、頭が働かない時がある
といった事はありませんか?
当院にいらっしゃる方の中でも、とにかく漠然とした不安感が強いという方が多くいらっしゃいます。
普段の食生活や運動不足、寝不足や労働環境や人間関係など、心身を疲弊させるものはたくさんありますが、そういった外的な要因はひとまず置いておいて、内的な要因として「考え方のクセ」があります。
これは、あなたの努力次第で変えられるものなので、是非参考にしていただければと思います。
その「考え方のクセ」とは、
一度にたくさんの事を考え過ぎてしまっている
という事です。
マルチタスキングとも言われています。
コンピューターが情報処理を行う時に使われている方法で、1つの情報処理を行いながら、同時並行で別の情報処理を行います。
ただし、私たちの脳はそのような情報処理の仕方は出来ません。
次の情報を処理する為には、必ず前の処理を一度強制的に終わらせる必要があります。
別々の事を同時に行なっているように見えても、実際の脳の中では1つ1つ終わらせながらでしか処理が出来ない為、とてもエネルギーを使います。
「今」以外の事を考えている時の脳の状態をDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)といった言い方をしますが、現代人の脳は1日のエネルギーの約60〜70%をこのDMNに使ってしまっているんだとか。
それだけ現代人が忙しくなったという事でもあるかもしれませんが、
「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ。」
「あれはどうなったのかな?こっちはうまくいっているかな?」
と常に色々と考えていると、それだけで脳はかなりの疲労を感じてしまいます。
朝起きた時に職場に着いたらまずやらなきゃいけない事を考える
↓
職場に着いてその作業をしている間はお昼後にするべき仕事の事を考える
↓
その日の仕事が終わる頃には夕飯に何を買うかを考える
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買い物をしている時は今日はどんなテレビを観るかや寝る前にすべき事を考える…
中々脳が休まる時間がありません。
スマホも使い方によっては不安の原因になる?
さらに、スマホでインターネットやSNSを使用している人は、不安感や焦り感、うつ傾向になりやすいという研究もあります。
用事もないのにメッセンジャーアプリを開いたり、SNSをチェックするのが癖になっている人は、細切れの情報ばかりを追いかけるようになっていくので、どんどん集中力がなくなっていきます。
集中力がなくなるから、また細切れの情報にしか目がいかなくなります。
この悪循環から中々抜け出せずにいると、漠然とした不安感を感じやすくなっていくのだそうです。
ただし、あくまで使い方の問題であって、スマホを有効活用すればより生産性が上がるのは間違いありません。
まとめ
漠然とした不安感や焦り感を常に持っていたら、精神的にもしんどいし疲れてしまいそうですよね。
- マルチタスクをせずにいると、1つの事に集中しやすくなる
- 集中が途切れると、不安感を感じやすくなる
- 用もないのにSNSなどを頻繁にチェックすると、焦り感が生まれる
もしあなたが、「今日もしんどいな…。」と感じているのなら、このお話を頭の片隅にでも置いておいてください。
今日は、「あなたの不安の原因とは?」というテーマでお話させていただきました。
あなたの不安感を軽減出来るヒントになれたら嬉しいです。
応援しております。