医師に薬を勧められたら
こんにちは。
そらのいろ鍼灸院の正木です。
昨年度(平成30年度)は、うつなどで労災申請した人が過去最多だったようです。
この6年間連続で増加していて、30代・40代の女性と、60代の年配の方が多くなっている傾向にあるようです。
「うつ」と診断されても、心療内科に通い続けて薬を飲む事に抵抗をお持ちの方もいるかと思います
今回は、もしあなたが、「飲みたくない薬を医師からすすめられたら」のお話をしたいと思います。
仕事で心身ともに疲弊しきってしまったら…
仕事の無理がたたって体調を崩すと、必ずと言って良いほど心療内科の診察を産業医からすすめられると思います。
心療内科では、必ずと言って良いほど薬を処方されると思います。
医師からは、
「まずは数ヶ月これ(何かしらの薬)を飲んで、体調が改善するか見ていきましょう。」
と言われます。
あなたの症状を聞いて、とりあえずは薬を出してくれます。
人によっては合う薬合わない薬があるので、合わなかったら別の薬を試して体に合うものを見つけていく
というスタンスの医師が多いかと思います。
でも、もしあなたが抗うつ薬や睡眠薬を飲むことに抵抗がある場合、飲む必要はありません。
薬を飲まなくては診断書が書けなかったり薬を飲まない事に難色を示す医師だったら、そうでない医師を探すのが良いかと思います。
あなたが飲みたくない薬を処方され、医師の言う「まずは数ヶ月」飲んでから薬が合わないとわかってやめようとしても、離脱症状に苦しむことになるかもしれないからです。
ベンゾ系のお薬の場合、飲み始めてから3ヶ月で離脱症状が始まる可能性があり、8ヶ月でそのリスクは高まると言われています。
薬を飲まずに体調を整えるには?
薬を飲まずに体調を整えるには、「とにかく休むこと」です。
会社から休みをもらっているので、ずっと寝てたりのんびり過ごす事に罪悪感を感じて、
「とにかく治療をしなくては」
という思いから医師の言われた通りに薬を飲みたくなる気持ちもあるとは思いますが、飲みたくないのであれば飲む必要はありません。
罪悪感を感じずに、もらった休みをフル活用してゆっくり休まれてください。
薬を飲む事に抵抗がなければ別
ただし、薬を飲む事に抵抗のない人は別です。
「副作用や離脱症状など関係ない。今の仕事をとにかく終わらせないと。」
という思いがある方もいるかと思います。
副作用や離脱症状が必ず出るとも言い切れません。
ただし、出来れば処方された薬の添付文書をインターネットで検索して、どういったものなのかだけでも確認してから飲んで欲しいと思います。
西洋医学とは別の視点でうつや不眠症などを診ている者からすると、
「うつ病・不眠症」=「薬で治すもの」
とは言い切れないのではと思います。
あなたの体調が、1日でも早く回復する事を願っています。