午後のパフォーマンスを上げる昼寝の方法
あなたは、
「昼寝をするのは怠けていると思われるのではないか…?」
なんて思ってはいませんか?
確かに常にバリバリ働いている方が仕事をしている気にはなりますが、最近は昼寝をする事でより仕事のパフォーマンスが上がる事が分かっていて、グーグルなどの大手企業では仮眠室を設けて昼寝を積極的に取るように促している企業も出てきています。
とはいえ、「業務に追われて昼寝どころではない!」と忙しいあなたには中々難しいかもしれませんが、もしあなたが、より効率的に午後の仕事に取り組みたいと考えているのなら、今回のブログが参考になるかもしれません。
まず知っていただきたい、睡眠を最適化する2つの要素が
睡眠圧力と概日リズム
という2つのリズムです。
睡眠圧力は、昼間に活動していて体内に疲労物質が溜まってくると、睡眠を欲するようになる身体の仕組みです。つまり睡眠圧力は疲労が溜まっている時や夜が最高になり、しっかり眠った時に最低になります。
概日リズムは覚醒のレベルを調整するもの。覚醒のレベルが高い=頭がシャキッとしている状態。
この覚醒のレベルは午前8時と午後8時にピークになる事が分かっています。
そして午後の早い時間に一旦最低になり(=午後の早い時間に眠くなる。)、午後8時に向けてまた徐々に上昇して行く。そして午後の8時を過ぎると徐々に下がり、深夜に最低になります。
この2つのリズムは普段は別々に働いていますが、うまく協調する事で私たちにより良い覚醒と睡眠のリズムをもたらしてくれます。
そして、これをうまく利用する事で、昼寝も効率的に取れるようになります。
まず大前提として、私たちの身体は
①ノンレム睡眠=身体の疲労回復 レム睡眠=脳の疲労回復+覚醒時に得た情報の統合。という分け方が出来る。(これはかなり安易な分け方です。)
②睡眠圧力が高い(疲れが溜まっている)と、ノンレム睡眠を必要とする。
③概日リズムは目覚めてから6時間で下降し始める。(朝7時に起きると、午後の1時頃に眠くなる。)
というものがありますが、例えばあなたが昼食を取り終えた後に昼寝をしようとした時、睡眠時間とタイミングを分けて考えると…
⑴睡眠時間を20分にした場合
目覚めとともに頭がシャキッとして、ぼんやりする事なく仕事に戻れる。
但し、深い睡眠は取れていない為、身体の疲労回復とまではいかない。
⑵睡眠時間を1時間にした場合
レム睡眠とノンレム睡眠の調和の取れた睡眠が取れる。
但し、寝るタイミングによっては夜の睡眠に悪影響が出てしまう可能性がある。
⑶タイミングをいつもより1時間早めた場合(12時頃寝る)
ノンレム睡眠よりもレム睡眠の割合が高くなり、脳の回復や機能亢進に費やされる為、よりクリエイティブに富んだ午後を過ごしやすくなる可能性がある。
⑷タイミングをいつもより1時間遅めた場合(14時頃寝る)
睡眠圧力が高い状態での睡眠の為、ノンレム睡眠が多くなり身体の回復の割合の高い昼寝になる。
こんな感じの違いが出てきます。とは言っても、レム睡眠とノンレム睡眠どちらかしかない睡眠は存在しないし、その時の疲れ具合や気分や寝る環境などの複雑な要素がたくさん絡み合って睡眠は成り立っている為、あくまで参考程度に見ていただけたらと思います。
ちなみに正木は、(1)の20分の昼寝が一番合っている気がします。「一瞬落ちたかな…?」くらいでも、その後の頭のすっきり感が全然違います。
タイミングは予約状況によって出来る時に取る感じです^^;
あなたにとって、「どのパターンの昼寝が午後のパフォーマンスを上げる為に最適か?」の参考にしてもらえたら嬉しいです。