眠れない人の意外な癖
あなたは、
「早く寝なきゃという焦りが焦りを生んでしまって、どんどん眠れなくなる」
「時計を見るたびに不安になる」
「体は疲れているはずなのに、脳が覚醒してしまって眠れない」
なんて事、ありませんか?
なかなか寝付けない事を「入眠困難(にゅうみんこんなん)」などと言いますが、こういった症状にお悩みの方は多くいらっしゃいます。
その為、
「ぐっすり眠れる為の快眠グッズ」
「眠る為にはカフェインは飲まない」
「快眠の為のサプリ」
etc…。と言ったぐっすり眠る為のグッズや情報がたくさん出回っていますね。
これらはどれもとても効果の高いものだとは思いますが、中には
「色々試したけど、あまり(中には全く)効果がない」
「自分には合わなかった」
「結局また寝付けない日々が続いている…。」
という方もいると思います。
もちろんカフェインを抜いたりサプリを飲んだり食事に気を配る事はとっても大切です。
色々な事に気を取られ過ぎてしまうと…
でもそれらに気を配りすぎてしまっているのも寝付けない原因の一つになってしまっている可能性があります。
「こうしなきゃいけない。」
となってしまうと、
「あれをしなかったから…!」
という焦りを呼んでしまい、寝付きの悪さを強めてしまうきっかけになってしまいます。
少し話はずれてしまいますが、中国の逸話にこんなものがあります。
『大層立派なあご髭を生やしている、あるお坊さんがいました。
ある時、王様に「そなたの髭は誠に立派であるな。一つ疑問なんだが、その髭は寝てる時は布団の中に入れているのか?それとも出しているのか?」
と質問をされます。
今までそんな事を考えた事もなかったお坊さんは、その日の夜に自分が寝ている時に髭がどうなっているか確認してみる事にしました。
そうすると、布団の中に入れると布団が引っかかってなんとも窮屈。布団の外に出すと顎が上がりすぎてしまってなんとも寝づらい…。「一体、今まで自分はどうやって寝ていたんだ…??」と考えるようになってしまってその日から眠れなくなってしまった…。
なんとも悲しいお話ですが、これに近い事があなたにも起きているかもしれません。
特に不安感や焦り感を強く感じやすいあなたは、こういった些細な事に気が取られがちになっているのかもしれません。焦る気持ちから不安を払拭する為に答えを求めてしまい、一般的なテクニックに目がいってしまうのかも。
あなたの生活スタイルは、世間一般のその他大勢と一緒??
「寝る為にこうしなきゃ」「こうしないと眠れない」と捉われ過ぎてしまうと、却って快適な睡眠の妨げになってしまう事があります。
・仕事に対するあなたの向き合い方
・眠る環境
・一緒に寝ているパートナーとの関係性
などは人によって全く違います。
一般的に言われている様々なテクニックよりも、あなた自身に合った、あなた独自の眠りの良いパターンを見つける事がまずは大切かもしれません。
眠気が出てくるポイントがあったら、そのチャンスを逃さずにお布団に入って寝てしまう事。
それを繰り返して、「自分は眠れるんだ」という気持ちが少しずつ強くなってきたら焦りや不安も減ってくると思うので、そこから眠れる瞬間の幅を増やしていければ良いのかなと思います。
最初はピンポイントでも良いので、「自分が眠気を感じる瞬間を見逃さない」事に意識を向けて色々トライしてみると良いかもしれません。