「うつ病」と診断された時、確認してもらいたいたった1つの事
こんばんは。
そらのいろ鍼灸院の正木です。
当院では、不眠症や自律神経失調症でお悩みの方へ、鍼灸施術を行なっております。
当院には、心療内科で「うつ病」と診断されて薬を治療を続けている方が多くいらっしゃいます。
様々な患者さんをみていく中で、薬を飲み始める前にこれだけは確認した方が良いのでは?と思う時があるので、今回はその話をしたいと思います。
うつ病の診断基準とは
薬を飲み続けて体調が少しずつよくなっていくと、今度は「どうやったら薬をやめられるか?」という悩みにシフトしていきます。
なかなか薬をやめられずに苦しまれている方もいらっしゃって、とても無力感に苛まれる事があります。
うつ病の診断基準のひとつに、2週間以上続く抑うつ傾向や喜びの喪失、食欲減退などがありますが、なんとなく元気が出なくて心療内科へ行って服薬を始めると、一定期間は症状が軽くなり体調が良くなります。
でも、副作用が出てくると薬を変えなくてはいけなくなったり、長期間飲み続けると離脱症状などのリスクも出てきます。
「うつ病」と診断された時、確認してもらいたいたった1つの事
僕が患者さんの話を聞いていて、「もしかしたら薬を飲まない方が良かったのでは…。」と思う方の特徴があります。
それは、他人の言動に敏感な人です。
とにかく、職場や家庭内で
「人の意見や行動を気にし過ぎてしまう。(悪く捉えてしまう)」
という方です。
人の意見に敏感な方はとにかく色々な事を気にしてしまう性格の為、職場や家庭内で色々な意見を言われて落ち込んだり悩んだりします。
それが長期間続くと、なんとなく活力が沸かなくなったり、鬱々とした気分になっていっていきますよね。
それはあくまでパーソナリティであって、病気と言えるのかは難しいところかなと思います。
心療内科では病名をつけなくてはいけないという事もあって、その方の性格の深い部分まではなかなかみれずに診断をされてしまう場合もあります。
そういう他人の言動に敏感な方にデパスなどの薬を飲ませると、離脱症状が出た時にとても強く反応してしまう場合があります。
普段から不安感が強い方ですから、離脱症状でより不安感が増してしまうんですね。
自分自身の内面と向き合う良い機会と思って
このような方には、薬よりもどうやったら他人の意見に惑わされずに生きるか?や敏感にならずに過ごす方法などを見つける方が、一見回り道のようですが良さそうです。
個人的には、こういったタイプの方が薬を飲んで症状を軽くさせようとすると、根っこの部分である他人の言動に敏感過ぎて自分を傷つけてしまっているというところを改善させる機会を失ってしまっているような気がして、そういった意味でも薬で解決させるのは少し待って欲しいところだなと思っています。
薬を飲んで治そうか迷っている時、「他人の言動に敏感」な自分自身の内面に目を向けて生き方の再定義が出来たりすると、より良い生き方を見つけるチャンスになるかもしれません。