「うつの時は休んだ方が良い」の嘘とほんと
こんばんは。
そらのいろ鍼灸院の正木です。
当院では、不眠症や自律神経失調症のお悩みをお持ちの方へ、鍼灸施術を行なっています。
今日は、『「うつの時は休んだ方が良い」の本当の意味とは?』というテーマでお話したいと思います。
「うつの時は休んだ方が良い」の言葉の捉え方
職場や学校で無理をしてうつや適応障害などになってしまった場合、「まずは、ゆっくり休んでください」と言われますよね。
それを言ってもらえるととても安心してほっとしますよね。
会社や学校で疲れて体調を崩してしまった場合、1番回復出来るのはゆっくり休んで回復する事です。
ですが、家でゆっくり休むのは最長で一週間くらいで良いのかなというのが、色々な方をみさせてもらっての個人的な意見です。
というのも、長い期間休み続けて動かないでいると、動かない事でかえって鬱っぽくなるという感じがあるからです。
毎日のように横になっていると、外に出なくてはいけない時に体がうまく動かないし、気持ち的にも億劫になります。
休む目安は1週間。そのあとは積極的に体を動かそう
- 「外に出たいとは思うけれどなんだか体が重だるくてしんどい…。」
- 「この状態で外に出るのは不安…。」
- 「家にいるだけなのになんだか元気が出ない…。やっぱりまだ回復してないんだ。。」
と思ってしまいますよね。
でも、大丈夫です。
家にいて準備している時は辛く感じるかも逸れませんが、外に出て15分くらい歩いている内に身体も心も楽になっていくのが分かると思います。
うつを回復させるときの初期段階としてはまずはゆっくり休む事ですが、一週間ほどしたら今度は最初は無理してでも、意識して外に出てみるのが良いかなと思います。
高齢の方が足を骨折した場合、手術直後から歩くリハビリをするのと近いものがあるかもしれません。
生活のリズムも整えよう
うつと診断されて休職された場合、まずはしっかり休む事は必ず必要です。
ただし、数週間・数ヶ月も日中を横になって過ごしていると、夜に寝ても浅い睡眠しか取れず、翌日頭がうまく働かなくなってしまう可能性もあります。
休み続ける事で、生活のリズムも崩れてきてしまいます。
休息と活動のバランスを大切にしながら、20分程度のウォーキングなどで良いので、毎日続けれられる運動を習慣にしてみてください。
うつだから動けないのではなく、動かないとますますうつっぽくなります
身体も、動かさない事で体力・筋力ともに弱まってしまって(特に筋力は顕著です)動きづらくなります。
そうすると、ますます動きたくなくなって気持ちも弱気になっていき、悪循環が生まれます。
うつだから動けないのではなく、動かない事で体が重だるくなり気持ちも晴れず、うつっぽさが強くなってきているのかもしません。
「うつになったら、まずは休んだ方がいい」
これは間違いないです。
まずはしっかり休んで、しっかり休んだら、その後は積極的に動いて、うつの悪循環に陥らないようにされてみてください。
あなたの体調を改善するお役に立てたら嬉しいです。
応援しております。