不安を減らすノートの取り方
おはようございます。
そらのいろ鍼灸院の正木です。
当院では、不眠や自律神経失調症でお悩みの方をメインに、鍼灸施術を行なっています。
本日は、「不安を減らす為に効果的なノートの取り方」についてお話したいと思います。
不安を減らす為に効果的なノートの取り方
日常生活で不安や心配事があると、何をするにしてもその事ばかり考えてしまって、1つの事で悩んで、また別の不安が出てきてまた悩んで…と堂々巡りになってしまっている事、ありますよね。
もし誰かに相談して明確な解決方法をアドバイスしてもらったとしても、安心したのも束の間で、またすぐに新たな不安感が出てきてしまったりしますよね。
そんな時、当院でよくおすすめしているのが、
「まずは不安に思う事すべてをノートに取る」
です。
普段不安に思う事がたくさんある人にとっては、書こうと思ったら本当にたくさん書けると思います。
一通り書いてもらったら、次にその横にその解決策を自分で考えて書いてもらいます。
スマートフォンのメモ機能に書いてもらっても構いません。
そして、このノートを常に持ち歩いてもらって、不安に感じた時にその解決策に目を通してもらいます。
するのはそれだけ。他には何もする必要がありません。
なぜ、ノートをとるのか?
なぜこんな事をするのか?というと、
不安に思う事ばかり考えていると、その考え何度もなんども頭で反芻されるので、どんどん強くなります。
そうすると、頭の中は常に不安でいっぱいの状態になります。考える=不安・心配事(マイナスの思考)と言えるくらい強くなってしまいます。
それとは逆に、解決策(プラスの思考)を目で見る事で、今度は解決策を強化してどんどん強くしていきます。
その繰り返しをしていって、不安に思っている時間を極力減らしていく事で、日常的に不安でいるという状態から少しずつ脱していく事ができます。
このノートの目的は、不安の解決策を見つける為のものではありません。
不安は、考えれば考えるほどどんどん増えていきます。
「もっと悪くなったらどうしよう」
「策を練って、うまくいかなかったらどうしよう」
と、考えれば考えるほど、不安や心配はどんどん大きくなっていきます。
このノートの目的は、解決策まで目を通す事で、
プラスの考え方を強化させる
+
不安や心配事を考えるのをやめる
事です。
まだ起きてもいない事に不安を感じたり心配したりしたところで、答えは導き出せません。
不安や心配事に思考を巡らせると、また新たな不安や心配事を生んでしまうだけですよね。
その為、今出来る事はノートに目を通してプラスの気持ちを強化させる事と、不安や心配事を頭から切り離して、考えるのをやめる事。それくらいで十分だと思います。
ただ繰り返す事で、不安が頭を支配する時間を減らす
不安が頭を過ぎる
↓
ノートを開いて、その改善策を書くor読む
↓
終了。そこで考えるのをやめる
これを繰り返してもらうと、不安感が頭を支配する時間が減っていき、プラスの思考も強化されていきますので、自然と不安感に悩まされる事も減っていきます。
まずは、不安や心配事を考えている時間を少しずつ減らしていく事。
そして、目に見えて分かる解決策(プラスの思考)を不安や心配事よりも多く目に触れさせる事。
その目的意識をもって、ノートを活用していただければと思います。
是非試してみてください。