寝ても疲れが取れない時、見直してもらいたいたった一つの事
あなたは、
「眠れてはいるけど、夢ばかりみている」
「寝たはずなのに、朝起きたら疲れてる」
「何時間寝ても、疲れが取れない」
こんなお悩みはありませんか?
今回は、慢性的に睡眠の浅さを感じている方に読んでもらいたい内容をお伝えします。
まずは、自分の生活習慣をチェック
慢性的に睡眠の浅さを感じているのであれば、その原因を探る為に
まずはより良い睡眠を取る為のご自身の生活習慣をチェックしてみましょう。
食事は規則的にとっているか?
カフェインは控えているか?
寝酒は控えているか?
お風呂にはゆっくり浸かっているか?
寝る前はテレビやスマホは見ないようにしているか?
寝る前にストレッチなどで体をリラックスさせているか?
定期的に運動をしているか?
この辺りが、より良い睡眠を取る為に良いとされている項目です。
運動していますか?
上のチェック項目の中で僕が一番難しいと思うのが最後の
定期的に運動をしている
というところです。
そして、当院にいらっしゃる方の中でも一番難しいと思われている(一番取り入れられていない)のも、運動です。
他の項目は普段の生活リズムの中に取り入れやすいですが、運動は敢えてその時間を作らないと実行に移せないというのが、どうしても取り入れられなかったり継続が難しい理由の一つです。
運動は質の良い睡眠にとっても大事
質の良い睡眠には、運動は不可欠です。
特にあなたがデスクワークなどで仕事中に体を動かす習慣がない場合は、尚更です。
厚生労働省が2014年に定めた「健康づくりの為の睡眠指針12条」にも、適度な運動が睡眠の質を上げると明記しています。
以下 『健康づくりの為の睡眠指針2014』 平成26年3月 厚生労働省健康局 より引用
第 2 条.
適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
定期的な運動や規則正しい食生活は良い睡眠をもたらす
朝食はからだとこころのめざめに重要
睡眠薬代わりの寝酒は睡眠を悪くする就寝前の喫煙やカフェイン摂取を避ける 適度な運動を習慣づけることは、入眠を促進し、中途覚醒を減らすことにもつながりま す。
また、しっかりと朝食をとることは朝の目覚めを促します。
これらの生活習慣によっ て、睡眠と覚醒のリズムにメリハリをつけることができます。
一方で、就寝直前の激しい 運動や夜食の摂取は、入眠を妨げることから注意が必要です。
※ここでいう適度な運動とは、「1日30分以上の運動を週に5日以上」を指します。
運動しているという意識も大事
あなたが週に5日以上お仕事をされているのであれば、家から駅までの距離や、駅から職場までの距離を意識して歩けば、これくらいはクリア出来そうですよね。
ここで大切なのは意識してという部分だと思うので、なるべく姿勢を良くして腕を振って歩くなど、「今、自分は運動をしている。」「ここの筋肉を使っている。」などと使っている体の部位や筋肉なども意識しながら体を動かすと、同じ距離と時間を歩いていても効果には差が出てきます。
東洋医学の考え方でも
東洋医学の考え方でも、「陰陽互根」という考え方があり、「相反する2つのもの(陰と陽)」は互いに依存関係にあり、片方が強くなればもう片方も強くなり、片方が弱ければもう片方も弱くなると考えられています。
これを睡眠と活動に置き換えて考えてみると、
質の良い睡眠は、質の良い活動をから得られる
とも言えます。
日中にたくさん活動する事で、夜にしっかり眠る事が出来ます。
運動を取り入れるコツ
とは言っても、運動が良い事は分かっていても仕事から帰ってくるのが遅かったり家の事をやらなくてはいけなかったりすると継続するのが難しいのも事実ですよね。
運動を取り入れるコツとしては、運動の為の時間を新たに作るというより、今の生活習慣で行なっている事を一部だけ運動に置き換えて行なってみるくらいの方が良いかもしれません。
いきなりジムに入会したりジョギングを始めたりするよりは、通勤を自転車にしてみたり、通勤で一駅多く歩いたりから始めてみたり、日常の中に取り込むくらいの考え方のが良いかもしれません。
まずは続ける事を目的に、ハードルを低めのものから取り入れるようにしてみてください。
まとめ
如何でしたでしょうか?
今回はあくまで運動習慣が睡眠に与える影響をテーマにお伝えしました。
運動を始める事は良い事ですが、何よりも継続が大切です。
正木も、運動の為の時間を作るのは難しいので通勤を自転車にして頑張っています…。。^^;
当院では、鍼灸施術のご予約だけでなく、ご相談もいつでもお待ちしております。
あなたの睡眠の質を上げるお手伝いが出来たら嬉しいです。