断薬したのに、また薬を再開してしまったら
あなたがもし、
「せっかく頑張って薬を断ったのに、また飲み始めてしまった…。」
このような状況なら、今とても辛いですよね。
落ち込む気持ちと、悔しい気持ちもあると思います。
「どうしてまた飲んでしまったんだ…。」
「自分はなんて弱い人間なんだ…。」
と自分で自分を責めてしまうかもしれません。
でも、ここで少し振り返ってみてください。
再開してしまった事に焦点をあてずに、少し時間を巻きもどしてみて欲しいのです。
今回は、薬を再び飲み始めた方へのお話です。
本当の問題は、薬を飲んだ事ではない
薬を飲む前、何がありましたか?
そのきっかけとなった出来事と、その少し前を思い返してみてください。
きっかけは些細な事であっても、他にも色々と積み重ねた気持ちがあったのかもしれません。
あなたの中で、何か不安や心配ごとはありませんでしたか?
家族や職場の人間関係で、気にしていたけど、我慢していた事はありませんでしたか?
些細な事かもしれませんが、知らず知らず、自分の気持ちを押さえ込んでいた事はありませんでしたか?
『些細なことだから、こんな事を問題にするなんて情けない。。』
こんな風に思うかもしれませんが、
些細な事でも、あなたにとっては大きな問題かもしれません。
些細な事でも、蓄積されていたのかもしれません。
お金の心配だったり、将来の不安だったり、常日頃から頭を悩ませていて、なかなか好転しない状況にどんどん不安が強くなっていったのかもしれません。
そこに、ちょっとしただけど決定的な出来事が起きて、それをきっかけに精神的に不安定になったのではないでしょうか。
例えばあなたに結婚を考えてお付き合いをされている男性がいるとして、その方からなかなかプロポーズされない。
その事がずっと頭には引っかかってはいるけれど普段はそこまで気にしていない。
自分から切り出したいけれど、自分に自信がなく『こんな自分なんて。』と思いがちなあなたは自分の口から言い出すのは抵抗があると思っている。
そんな時に会社の人間関係でトラブルになり、今まで蓄積されていた色々な思いが爆発してしまい、精神的に不安定となり、心療内科へ行き服薬再開。
こう言ったケースもあると思います。
服薬をして、落ち込んで、自分を責めてしまっているかもしれませんが、
この例えの場合、焦点を当てるのは恋人との将来であり、薬ではありません。
『薬を再開してしまった。』
という部分に焦点を当ててしまうと、本来の問題点が見えなくなってしまいます。
本当の問題を解決するには
本当の問題を解決する為に、相談すべき相手はいませんか?
- 恋人
- 友人
- ご主人・奥様
- 会社の上司
伝えたいと思っている事を我慢していると、知らない内に、少しずつあなたの心は不安定になっていってしまうかもしれません。
限界に達してから伝えると、感情的になり過ぎてしまい、本来伝えたかった事とはずれて伝わってしまうかもしれません。
恋人に将来の事を考えて欲しいのに、薬を再開してしまって落ち込んでいると思われてしまうかもしれません。
まずは、その解決から始めてみて欲しいのです。
薬を再開しても…
そして、薬を再び飲み始めた事は一旦脇に置いておいてください。
本当の問題はそこではないからです。
薬を飲むと、断薬にはまた時間がかかってしまうかもしれません。
でも、安心してください。
薬は絶対にやめられます。
何故なら、あなたには1度やめられたという成功体験があるからです。
但し、たとえ薬をやめられたとしても、本当の問題点を解決しない限り、また同じ事を繰り返してしまうかもしれません。
今は薬の事よりも、何が原因で今の状態になったのかを、自分の心に聞いてみる事が最優先です。
そして、その原因の解決から取り組んでみてください。
あなたなら、きっとやれます。
応援しています。