睡眠薬を飲む前に、試してもらいたい6つの事
あなたにも、寝つきの悪い日を何日も続けてお過ごしになられた事があると思います。
数日続けて眠れない日が出て来ると、友人や知人に相談をしたり、インターネットで調べたりしますよね。インターネット上で
「寝つけない」
「入眠困難」
「眠れない」
などのキーワードで検索すると、心療内科や精神科のホームページを見る事が出来て、薬物療法の紹介をされています。
確かに睡眠障害には、いくつかの身体・精神疾患が原因で起きる事もありますので、何日も続く場合は必ず医療機関で診てもらう必要があると思います。
ですが、睡眠障害は以下の原因でも起こります。
・騒音や部屋の温度の変化などによるもの(環境因性睡眠障害)
・連日の夜更かしや、夜勤などによる体内時計の乱れによって起こるもの(睡眠相後退症候群、交代勤務症候群)
・「必ず決まった時間に寝ないといけない。」など、睡眠に対する角のこだわりや、「眠れなかったらどうしよう…。」と考え込んでしまって起こるもの(精神生理性不眠症)
・身体性疾患によるもの(喘息や循環器疾患、むずむず脚症候群など)
他にも、嗜好品(カフェインやお酒やタバコ)、生活習慣(寝る前のテレビやスマホ、運動不足)や普段服用している薬の影響(降圧剤、利尿薬、抗生物質)によるものなどもあります。
眠れない日が数日続いたとしても、すぐに睡眠薬を服用するのではなく、ご自身で改善出来る方法もあります。
簡単に出来るものとして、
- 毎朝同じ時間に起きる
- 朝起きたら、太陽の光を浴びる
- 夕方以降、嗜好品を控える
- 運動を習慣化する
- 昼寝は20分前後に留めて、夕方以降は控える
- 寝る前はスマホやテレビは見ない
などがあります。
他にも、瞑想や物事の捉え方を変えてみるなどの方法もあります。
こちらは効果が出るまでに時間がかかるので、まずは上の6つを試してみてください。
あなたが眠れない原因として、仕事や人間関係のストレスなどがあるかもしれません。
そういった場合、相手を変える事は難しいですが、あなた自身生活習慣を変える(規則正しい生活リズムや、自然に触れたり身体を動かす)事で、ストレス度合いを減らすという方法もあります。
病院へ行って、どんな種類の薬を処方されるかはその医師によって異なるので一概には言えません。
睡眠薬や抗不安薬などで処方されているベンゾ系と言われている睡眠薬は、3ヶ月の服用で離脱症状のリスクが出現し、8ヶ月の服用でその危険性が高くなる事が知られています。
その他にも、様々なリスクがあります。(持ち越し効果、記憶障害、早期覚醒、日中不安、ふらつき・転倒のリスク、興奮したり攻撃的になる、呼吸抑制など)
睡眠障害の原因はそれぞれですが、日々のストレスや身近な人の不幸など、生きていると色々な問題に直面します。
その問題が頭から離れない時、寝つきが悪かったり眠れないといった症状が出てきてしまうのは、もしかしたら自然な事なのかもしれません。
であれば、積極的な薬物療法は根本的な解決にはなりません。
ご自身の内面を見つめ直す事で症状を改善させるというのも、とても大切な治療行為になります。
もしあなたが、睡眠に対して不安をお持ちなら、
- 毎朝同じ時間に起きる
- 朝起きたら、太陽の光を浴びる
- 夕方以降、嗜好品を控える
- 運動を習慣化する
- 昼寝は20分前後に留めて、夕方以降は控える
- 寝る前はスマホやテレビは見ない
の6つを、まずは試してみてください。