ストレスが、あなたの命を奪う…?
先日、NHKで
キラーストレス/そのストレスは、ある日、突然、死因に変わる
(参考URL:http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20160618)
という番組が放送されていました。
ストレス反応は、もともとは私たち生物が生き延びる為に進化の過程で手に入れた自己防衛本能。これが現代社会には体に悪影響を及ぼしてしまっているという内容で、そのストレス原因と対策を教えてくれていました。
ストレス過多の人に血栓が出来やすく、脳梗塞や心筋梗塞になってしまうのは、もとは怪我をした時に素早く出血を止める為に血を固まりやすくする為のもの。
緊張して手足に汗をかくのは、敵に遭遇した時に逃げやすかったり、道具を手にとりやすくしたりする為のもの。
確かにストレスは過度にあると身体に悪影響ですが、気になる症状が出ていなければ、気にし過ぎるのもあまり良くない。
明らかに敵意を感じていたり、理不尽な事を言われれば誰もがストレスを感じると思いますが、何に対してストレスを感じているかは人それぞれ違います。「生理的に合わない」など、特定の状況や人にストレスを感じている人もいれば、普段なんとも思わない事でもその日の気分によってイライラしてしまうという人もいます。
ストレスを知る=自分を知る
その為、ストレス対策をする時に1番大切なのは、
「何に対して自分はイライラしているのか?」を知る事なのかなと思います。
自分は、
・自分は普段どんな事にイライラする事が多いのか?
・特定のストレス因子が決まっているか、同じ事でも日によって変わるか
・自分はどんな事で明るくなれたり、ワクワクしたりするか?
・人生の目的意識や動機付けは?それは利己的なものかそれを超えたものか?
など、ストレス対策には自分を良く知る事が大切。自分がわかれば、自分が今何に対してイライラしているかがわかるし、そこで初めて対処方法が見つかります。「仕事がストレス」「家庭がストレス」と表面的な部分にだけしかスポットを当てていないと、自分自身で勝手にストレスを増大してしまって、自分のイライラを会社や人のせいにしてしまいそう。
大切なのは、自分ともっと向き合う事
ストレスに立ち向かうのも、かわすのもあなた次第。ストレスありきの現代社会。ストレスが避けられないものなら、それとどう向き合うかに頭をシフトチェンジした方が良いかも。
自分の命を奪いかねないストレスを、自分自身で作ってしまわないようにしなければと、思います。