うつ病と高血圧の、意外な共通点とは?

「うつ病」という言葉を聞いて、思い浮かぶイメージはどんなものがありますか?

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「心の病気」と言われているので、「精神力」や「気の持ちよう」といったイメージと重ねて考えられている方も多いのではないかと思います。

でも誰だって、仕事や人間関係で悩んで、心も体も疲れきった時、気分が落ち込んでしまうこと、ありますよね。

でも、こんな時に

「自分の頑張りが足りないから」

「精神力が弱いから」

と、思う必要は全くありません。

「心の病気」と言われると、どうしてもメンタル的なイメージが付きまとってしまいますが、「心の病気」とは、実はとてもフィジカル的なものなのです。

強すぎるストレスに常日頃から受けていると、脳内の神経伝達物質の分泌量が変わったり、バランスが崩れたりします。

この影響で、

・何もやる気が起きない

・常に倦怠感がある

・仕事に行きたくない(行こうとすると気分が悪くなる)

といった変化が現れます。

これは、塩分の高い食事を常日頃から続けている人が、高血圧になってしまうのと、ほとんど同じメカニズムです。

高血圧が、「本人の意思」や「精神力」とはほとんど関わりがないことはわかりますよね。

脳内の神経伝達物質の分泌量が変わったり、バランスが崩れたりしているのですから、本人がどれだけ「頑張りたい」と思っていても、精神論だけで解決するのは不可能に近いです。

心の病気になったとしても、それは心や精神の強弱とほぼ無関係

常に不安な気持ちがある場合や、仕事のことが気になって眠れないなどの症状がすでに出ている場合、それが2週間以上続いている場合、友人や専門家など誰でも良いので、今すぐ相談に行ってください。

 1番危険なのは、1人で悩むこと。

まずは、自分の話をゆっくり聞いてもらう人間に、自分の悩みを打ち明けるところかた、スタートしていきましょう。

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